確率問題(出方が偏った2枚のカード)

 

関西大の条件付き確率の問題

 

https://math-jp.net/2018/06/03/kakuritu-kansai-card-red-white/

 

2枚のカードを机に置いた時の確率問題

よくある確率の問題では、表が出る確率、裏がでる確率ともに1/2(同様に確からしい)場合が多いですが、ここでは偏ったでかたをするカードで確率を考えます。

 

 

問題

 

2枚のカードがある。

1枚目は、表が赤、裏が白である。

2枚目は、表が白、裏が赤である。

 

このカードを机におくとき、

表が上面になる確率は2/3、

裏が上面になる確率は1/3

であるとする。

(表が裏より出やすい)

 

 

 

2枚のカードを机に置いた時、カードの上面が

(1)赤と赤になる確率

(2)赤と白になる確率

(3)白と白になる確率

 をそれぞれ求めよ。

 

 

解答

便宜上、

1枚目のカードをA,

2枚目のカードをB

と名前をつける。

 

 

2枚のカードの置き方は、

  • A=表、B=表
  • A=表、B=裏
  • A=裏、B=表
  • A=裏、B=裏

 の4パターンあるが、それぞれの発生する確率は前提から、

 

  • A=表、B=表…(2/3)(2/3)=4/9
  • A=表、B=裏…(2/3)(1/3)=2/9
  • A=裏、B=表…(1/3)(2/3)=2/9
  • A=裏、B=裏…(1/3)(1/3)=1/9

となる。

 

これらを色でみると、

  • A=表=赤、B=表=白…確率=4/9
  • A=表=赤、B=裏=赤…確率=2/9
  • A=裏=白、B=表=白…確率=2/9
  • A=裏=白、B=裏=赤…確率=1/9

となり、

 

(1)赤と赤になる確率=2/9

(2)赤と白になる確率=5/9

(3)白と白になる確率=2/9

という答えとなる。

 

以上